けん

東京2020オリンピック SIDE:Bのけんのレビュー・感想・評価

東京2020オリンピック SIDE:B(2022年製作の映画)
3.0
監督 河瀬直美

あるイベントに行った時に、河瀬監督がロードショーの1週間前まで編集してたと言っていたんだけど、藤井風が楽曲提供を降りちゃったからなんだろうか?経緯は知らないけど、なにがあったの?あんなに予告では推してたのに、、

sideAが、アスリート達のヒューマンドラマで、よくまとまってたから、sideBも期待していたが、なんとなく焦点がボケているような気がしたんだ。監督が言いたいことは、未来は子供たちのモノってことなのかな。

バッハと森会長への密着に多くの尺がとられている。メディアでは伝わってこないというか、悪いおっさんのイメージしか伝わってこない2人の素の姿を垣間見れる。

これを見ると、冗談のつもりで口を滑らしたことで、何年も頑張ってきた森会長が辞任することになったのが気の毒にも思えてきたし、オリンピック反対のシュプレヒコールをあげるおばさんと直接会話しようとするバッハに、ちょっと好感を覚えた。まあ、このドキュメンタリーを見た限りはだけどね。

色んなドタバタがあったけど、こうなったら是が非でも開催して、アスリートや多数の関係者達の努力を結実させるんだと奮闘する人達の姿は美しく見えた。

この映画が、貴重な記録であるのは間違いない。おっさん達のドアップが連続するのは辟易したけどね。
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