いやよセブン

天国の門〈完全版〉のいやよセブンのレビュー・感想・評価

天国の門〈完全版〉(1980年製作の映画)
3.0
私が見たのはスカパーのザ・シネマで放映された4時間弱のバージョン。
アメリカ大統領が犯した汚点ともいうべき実話の映画化で、アメリカ人に好まれないことは分かっていたはず。
オープニングのケンブリッジ大学の卒業シーンからすでに、この映画につぎ込まれたお金が膨大だったことがわかる。
話としては19世紀、ワイオミングに入植した移民が食うために牛泥棒と化し、これに対抗するため、大統領、知事そして軍までもが牧畜協会に入植者の大量殺戮を黙認したことがベースとなっている。
セットや銃撃シーンもお金がかかっていて重厚な画となっている。
長尺になったのは、話の展開に関係のないシーンが多く、せっかく写したんだから入れちゃえ、みたいな感じ。
それなりに面白いので、アメリカでここまでコケにされるのは内容としか思えない。