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アメリカン・レフュジーのNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

アメリカン・レフュジー(2021年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

2024/02/12鑑賞。62点。
単純な黒人vs白人の構図ではない食卓のシーンだけGood。

〈あらすじ・ネタバレあり〉
大恐慌に陥り、各地で暴動や暴力騒ぎが起きるアメリカが舞台。

アフリカ系の医師・ヘレンがコンビニに行くが、物資不足でろくに買い物もできない。アンバーという白人の妊婦が困っていたので手を貸してやり、「また何か困ったら連絡して」と電話番号を渡す。

後日、ヘレンが家族と過ごしていると、アンバーの使いだと名乗る青年・マシューが助けを求めてくる。
ヘレンは夫・グレッグと娘・ゾーイ、息子・カイを連れてアンバーの家に向かう。

家ではアンバーと彼女の夫・ウィンター(演. サム・トラメル)が待っており、グレッグ一家はこの家で暮らすことになる。
というのも町では暴徒が発生し、ヘレンの家も強盗被害には遭ったため、武器と地下シェルターがあるウィンターの家の方が安心でもある。
懸念点といえば、ウィンターが"必要なら暴力にも頼る“という思想で支配的な人間であること。

ある夜、食料を狙って4人の男が敷地内に侵入してくる。ウィンターは、グレッグを連れて男たちを迎え撃つ。笑いながら3人を射殺するウィンター、一方でグレッグは生き残るために1人の男を石で殴りつけて殺す。
グレッグにとっては初めての殺人だった。ウィンターが暴走したときに対抗できるよう、グレッグは殺した男から銃を奪って納屋に隠す。
同じ夜にアンバーの出産は成功し、赤ちゃんはダニエルと名付けられる。

赤ちゃんが産まれてからの人間関係に変化が起きる。
出産がうまくいったため、グレッグ一家は用済み。このままでは家を追い出されるので、ヘレンは自分たちが役に立つようアピールしなければならないとグレッグに訴える。
アンバーには授乳の仕方で嘘を教えて失敗させ、自分が乳母になることで存在価値を見せる。ウィンターはヘレンを信用するようになるが、それによってアンバーは"妻"という自分の立場が弱くなっていることに危機感を覚える。
そんな中、グレッグが銃を納屋に隠していたことがウィンターにバレ、グレッグとカイは追い出される。

グレッグとカイは家族を取り返すため、家に戻りウィンターと対決。
ウィンターのこれまでの振る舞いに不満を持ち、誰も彼の味方にはならない。
グレッグはウィンターとの戦いの末、彼の右目を焼く。

その後ウィンターはリーダーの座から引き摺り下ろされ、ヘレンがは新たなリーダーになる。ウィンターは自身の行いを反省し、皆は彼を赦す。
そしてヘレンを中心に皆で新たなコミュニティを作り、暴力を避けて安息の血を求める人々を受け入れる。
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