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知られざるマリリン・モンロー 残されたテープのmのレビュー・感想・評価

2.0
マリリンへの冒涜を感じる作品。マリリン・モンローという人間を知らない人が見る入門編だが、死者への礼儀をかいている様に嫌気が差した。

マリリンを知る人はタイトルの『知られざる…』に少し違和感を持つと思う。正直、マリリンファンが知るところのものをより陰謀めいてに描いた今作なので消化不良。もっとブラッシュアップして欲しいと思う。

またドキュメンタリーとしての質も悪く、当時のインタビューに役者を当てているのがチープさを増した演出だったと思う。

ケネディ兄弟について思うところはあるが、今作でマリリンは枕営業をしていたと語られるシーンがある。それについて少し苛ついたというか…。確かかもしれないけれど、裏付けの取れていないものをさも本当のように語るのは死者への冒涜だと感じる。多分本当だと思うけど、ナイーブな話を、しかも当事者がいないのに語る必要があったのか。

ケネディ兄弟の話もどんどん陰謀めいていき、少々げんなり。もっと地に足がついた話をして欲しかった。
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