mingo

太陽を抱く女のmingoのレビュー・感想・評価

太陽を抱く女(1964年製作の映画)
4.2
真鍋博のタイトルバックですでに気合いの入り方が違う。雨を弾くシルバーコートに民藝ルックを掲げる柳沢真一の会社、オススメは前掛けが脱着できるお手伝いコート将来の夢は服飾デザイナー、新星の如く観るものを魅了する真理明美のキューティクルが全開の前半から毎度お馴染みマエストロ番匠が織りなす素晴らしさ、昨年に引き続き2度目の鑑賞だがやはり番匠の最高傑作。
笑いを誘うのはトクさんこと大泉滉に変わって(はだしの花嫁に引き続き)天ぷら「天八」の主人菅原文太、浮気で喧嘩をし久々に電話に出た嫁清水まゆみに「ねぇ、元気?」お茶目すぎてわろた反省しろ。真理のおかん沢村貞子を駅でお出迎えのときには顔さえ覚えてないのに、若き日の黄色いセーターとエンジのリボンルックを鮮明に覚えてる佐野周二には見直す、好物は焼き鳥とラーメンとじじくさく意地っ張りがすぎる臈纈染めの先生三ツ矢歌子に合わせて臈纈染めのネクタイ合わせる一途な杉浦も最高。小坂はずっと小坂やってんな。洗濯屋の小瀬朗も番匠には欠かせない名脇役。
mingo

mingo