このレビューはネタバレを含みます
シャイニー・シュリンプスが東京へ!ときたら、ワクワクせずにいられない、と劇場に駆け込んだ人々が一転、「こんなハナシなの…?」と愕然とする…というレビューをタイムラインで見かけていたのですが、まさかこんな内容とは。
鑑賞後、監督と脚本家のインタビューを読みました。彼らは、ただドタバタ笑えるだけのコメディを作りたいわけじゃなくて、やっぱり、「全ての人がその人らしく生きられたら」というメッセージを強く訴えたかったのだなと思いました。
フランスでは、この映画の作られた前年に、同性愛者の矯正施設を禁止する法案ができたのだとか。インタビュー記事によると、監督と脚本家は、信仰を盾にして未だに存在するであろう、そういった施設を告発したい思いがあったらしいです。撮影当時は、舞台をロシアにして、ロシアをネタにすることも可能だったのですね。複雑な思いになります。
冒頭のセーラームーンコスプレは楽しかった。どなたかがレビューで書いていらしたように、エンディングテーマは「ムーンライト伝説」だったら良かったのにと思いました。