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ホワイト・ホット アバクロンビー&フィッチの盛衰のsonozyのレビュー・感想・評価

3.0
アバクロと言えば、2009年の日本進出・銀座店オープンの際に、ボディ見せイケメンスタッフが迎えるのを興味本位で見に行ったのを思い出しますが、もう日本撤退してると勝手に思ってました。笑;(まだ銀座店の他、大阪や各地アウトレットなどでやってるんですね)

ハワイ・アラモアナセンターのアバクロ詣でが日本人観光客にもブームだった懐かしい時代。
入口周辺から香る強烈な香り、薄暗い店内、イケメン男女のビジュアル&スタッフ、細身&長め袖/裾で合わないサイズ(笑;)、セクシーな写真が目立つショッパー…
とりあえずTシャツとキャップだけ買った記憶があります。

薄々気付いてはいたものの、マイク・ジェフリーズCEOと写真家ブルース・ウェーバーによる、“外見(クールでスリムなイケメン白人)至上主義”による差別と排他をルーツに持つブランドだったことが明らかにされる興味深いドキュメンタリーです。

1892年創業時はヘミングウェイもユーザーだったというアウトドアブランドだったというのも知りませんでしたが、1992年にマイケル・ジェフリーズをCEOに迎えて以降、大ブームとなる中での内部の闇(差別、セクハラ..etc)が、当時のスタッフ、モデル、エディターなどが明らかにしていく。

トレンドリーダーから”最も嫌われるブランド”に成り下がり、追い込まれたジェフリーズが2014年に辞任して以降、ブランドは大きくD&I方向へ(笑;)軌道修正したようですが、一度“終わった”ブランド、現在はどうなんでしょう。(個人的には全く興味なし。笑)
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