くもすけ

アポロ10号 1/2: 宇宙時代のアドベンチャーのくもすけのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

リンクレイター最新ロトスコアニメ。すでに三作目でもはや実写と並行して定期的に作っているレベルで、そんな監督は他にいない。
話はいつもの通り妄想入り交じる脱力エッセイ。69年アポロ11号月面着陸を前に幼年期を過ごした少年の思い出を散りばめた珠玉のノスタルジー。政治やロックに敏感に反応する姉(兄弟)たちとの微妙な距離感はほとんど前景化されることもなく、戦争?やってたねー、ケネディ?いなくなったねー、黒人?みないねー、みたいなのり。遊園地とゲームとテレビに夢中で、今から振り返る、あの60sとは隔絶された中産階級のソファで子供が見る夢。監督史上最高の物量でカタログ尽くして見た目に美味しい傑作ボーイズライフ。これ各国版作って欲しい