サトタカ

長ぐつをはいたネコと9つの命のサトタカのレビュー・感想・評価

4.2
怖いもの知らずだった長靴をはいた猫、プスだが9つの命が残り一つとわかり、死の恐怖に取り憑かれ、すっかり臆病になってしまう。普通の猫となってカリカリを食べたり、猫砂のトイレを使うのに慣れて家猫に染まっていくシーンは笑えた。
「死」が赤い目をした狼で、これがなかなかカッコいい。
クマに育てられた孤児の女の子もよかったし、ワンコはかわいい。ストーリーは王道路線だが、いろんなエピソードやギャグで飽きさせず、楽しめた。

宝の地図が手に持つ人によって、変わるアイディアも気が利いてたな〜。「希望」によって世界が物理的にガラッと変わってしまうってすごくよくできた表現だと思う。

スペイン系のアントニオ・バンデラス(プス)とメキシコ系のサルマ・ハエック(キティ)が声優ということで、スパニッシュでフラメンコなノリも軽快。

傑作。
サトタカ

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