T3K3

長ぐつをはいたネコと9つの命のT3K3のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

Primeビデオ/字幕


子ども向けアニメーションで、ここまで"死"と向き合うとは。マイナスポイントが見当たらない良作でした。

『シュレック』シリーズはビデオで何回か見た記憶があるくらいだけど、予習・復習ナシで問題ナシ。色んなおとぎ話の要素が小ネタ的に登場するの、そういやそんな世界観だったな〜と思い出した。今作からの新キャラクターも魅力的。「3匹の熊」なんかあっちが主役で一本作れるくらい。何より、デスが大人目線でも怖すぎる。トラウマになる子いるんじゃない?

映像面、「いつものドリームワークス」かと思っていたらアクションシーンでは低フレームレートになるという驚き。「絵が動く」というアニメーションの根源的な喜びを思い出させてくれる。今作も『スパイダーバース』の影響なのかな。

いつか必ず訪れる"死"への恐怖とその運命を受け入れ、大切な人たちと今を生きる。それが強さ。
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