あめみや

マルセル 靴をはいた小さな貝のあめみやのレビュー・感想・評価

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このちっちゃい貝の子、愛おしすぎて泣いてしまうんだが。
たくさんいた一族の中で今は唯一になってしまったおばあちゃんのお世話も甲斐甲斐しくしながら(貝だけに)暮らしていて、毎日とても一生懸命に生きてるの。

借りぐらしのアリエッティみたいに人間の生活用品を自分たちの生活にうまく取り入れているんだけど、その使い方もとてもユーモラスで。同じ世界に生きているのに、どうしてマルセル目線では違った世界に見えてくる。家主であり友だちのようなディーンとの付かず離れずな関係も良きだった。人間とマルセルたちが共存している世界、いいな。

ストップモーションと実写の融合作品ということだけど、CGだとたぶん滑らかすぎるのよな。少しカクつきの残るストップモーションにしたことでマルセルという生き物の可愛さも倍増している気がする。

(あと、この映画見るまでその存在をすっかり忘れていた、ちっこいボタンいっぱい付いてて押すとそれぞれ音が出るおもちゃ…!)
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