フェイクドキュメント×ストップモーション
マルセルに命が宿っている！
なんとか公開最終日に滑り込みで鑑賞。A24のフェイクドキュメント×ストップモーション映画で監督が自身役として出演して、今までにないフェイクドキュメント映画だった。
そもそもここ数年ストップモーション映画がとにかく熱い。昨年はマッドゴッドとピノキオが印象深く、最近ではストップモーションと聞くだけで、テンションが上がってしまうが、今作はその期待値を大きく上回るものだった。
ストップモーションの利点は人形に命が宿って見えるところだと思う。無機質で怖く映るものばかりと考えていたが、CG以上に命が宿っているように見えた。
マルセルのストップモーションの作り込みが凄く、本当に小さい貝がいるのではと錯覚するぐらい。マルセルが人がいない一軒家でおばあちゃん貝と楽しく暮らしていて、小さいながらの生活の知恵を教えてくてる。そんなマルセルがとにかく愛らしい。価値観の違いからのギャグも面白い。私もおばあちゃん子だったので結構懐かしい気持ちになった。
マルセルが人間の世界に触れて、初めての車酔いで吐いてしまうことがめっちゃ印象に残ってます笑
小さいのに視野が広く色々考えて悩んでいるマルセル見ると人間も貝も同じじゃんと思える。
貝以外にもピスタチオとか鉛筆とかのキャラもいたので、貝だけじゃないのかよと思ったが、多様性という意味で登場したみたい。
