ポンコツ娘萌え萌え同盟

砂繪呪縛 第二篇のポンコツ娘萌え萌え同盟のレビュー・感想・評価

砂繪呪縛 第二篇(1927年製作の映画)
3.7
ぶっちゃけ第一篇よりもこっちのほうが好き。第一篇よりも時間が長いのもあるけれどゴリゴリにアクション・チャンバラが増えて更に娯楽性が高い作品としてまとまっている。

相変わらず構図もそこそこいいし、殺陣がかっここい。
大勢の敵に囲まれながらも勝浦が一人倒すシーンはカッコいいし、重四郎vs勝浦の一騎打ちシーンがあるので盛り上がりもバッチリ。

だけどね。私が一番好きなのは千浪さん、あんただよ……。ああ、女性が日本刀を持ってチャンバラアクションを見せるの、素敵じゃないか。すごく魅力的なんだよな。

他にも終盤あたりでおどろしい感じが漂うのはやはり第二篇でのお酉の魅力に取り憑かれた変態っぽい砂絵師を強く印象づけている。

本来なら物語は完結編の第三篇と続くみたいだし、ラスト見る限りここから本当に盛り上がりそうなところで終わるラストの分、第三篇が完全に欠落してしまっているのが残念。完結しているのに個人的にはこの金森版砂繪呪縛は未完のままで終わるのか……。