映画館で観ました。
基本的に楽しかったですが、気になるところもありました。
①『シティーハンター』との距離感
テレビ・シリーズを何話か観たことがあります。
また、前作『新宿プライベート・アイズ』は配信で以前鑑賞しました。
詳しくはありませんが、冴羽さんが好きです。
普段は軽くても、決める時は決めるというギャップが魅力的です。
②良かったところ
・OP
もちろんEDの『Get Wild』も素晴らしいですが、OPもいい曲でした。
爽やかでありつつ、哀愁もありました。
・殴る蹴るの重さ
映画館で観たこともあり、音に重みがありました。
体に響きました。
観ていて身構えました。
緊張感があって良かったです。
・海小坊主
可愛くて好きなので、嬉しい登場でした。
前作との繋がりにワクワクしました。
・超人化したアンジーへの勝ち方
当たっても弾が体から排出されるという恐ろしい仕様。
どうやって勝つのかなと思っていたところ、弾丸で弾丸をねじ込んでいました。
凄腕の冴羽獠だからこそ成せる技であり、納得の展開でした。
③気になったところ
・区切りがいいような、悪いような
本作が最終章のはじまりとは知らなかったので、驚きました。
アンジーとの戦いがクライマックスになってはいるものの、海原が何も制裁を受けていないのでモヤモヤしました。
できれば海原との直接対決も本作で描いてほしかったです。
・「海原からの愛に固執するアンジー」に違和感
アンジーは印象に残るキャラクターでした。
シャワー・シーンでの屈強な背中に圧倒されました。
強さを察することができました。
ただ者ではないなと。
また、食べることに不慣れなところから、戦闘ばかりしてきたのかなと思いました。
楽しそうに食事をするシーンが微笑ましくも悲しかったです。
一方、乗れないところもありました。
なぜ海原に愛されたいのかなと。
最高傑作と認めさせたい理由がよく分からなかったです。
実の親を奪い、自身を戦闘マシーンにした海原を慕っていることに違和感を覚えました。
洗脳されていたのでしょうか。
傭兵である自身を肯定するために海原に固執しているのかなとも思ったのですが、飲み込めなかったです。
冴羽獠に嫉妬するアンジーにモヤモヤしました。
アンジーの行動原理に乗れなかったので、映画全体も楽しみきれなかったです。
・ゲスト
豪華だとは思いましたが、モヤモヤしました。
山里さんの担当されたキャラクターがアンジーにナンパするシーンは、映画全体で浮いているように感じました。
話の本筋と関係がなかったです。
また、ルパンと次元が出てくるものの、ただ登場するだけなので……
こういった要素を追加するのであれば、黒幕である海原との戦闘を描いてほしかったです。
・敵2人
アンジーと仲間だった2人。
かつての仲間同士が戦うのは苦いものの、過去については台詞による説明がほとんどでした。
悲しみがあまり伝わってこなかったです。
3人でミッションをこなすシーンも観たかったです。
・「美人に目がない」描写がしつこい
冴羽獠の個性だとは思いますし、後々の活躍シーンが引き立つわけですが……
やり過ぎに感じました。
本作では海原との直接対決が描かれずに終わるので、より気になってしまいました。
話を引き伸ばしているのかなと。
・最終決戦での海坊主による解説
割りとノイズでした。
特に自ら命を絶つことができないアンジーについての解説が嫌でした。
映像で十分に伝わってきたので、くどかったです。
気持ちが冷めてしまいました。
④まとめ
気になるところもありましたが、好きなところもあります。
観て良かったです🙇♂️
続編も楽しみにしています。