高柳総一郎

劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)の高柳総一郎のネタバレレビュー・内容・結末

2.9

このレビューはネタバレを含みます

令和版シティハンター第二弾。
キャッツアイの下請けで、とある企業に潜入した獠と海坊主の二人は、お目当ての絵に隠されていた謎の薬品を仮面を付けた襲撃者に奪われてしまう。
その後、久々にシティハンターとしての依頼が舞い込む。依頼人はアンジーという外国人動画配信者の美女。一緒に連れてきた猫を探しているという依頼にとんでもない金額を掲示し、訝しむ香と獠だったが──?
シティハンターを注文したらきちんとシティハンターが出てきてGet Wildで帰宅するんですが、今回はちょっと…いただけないぜ。我々は獠に悪党を撃ち殺してもらって溜飲を下げてGet Wildで爽やかに帰りたいだけであって、続編ありきのスッキリしねえ終わりは求めてねえんですよねェ!?
ゲストキャラとしてキャッツアイだけでなく、東京ムービー繋がりのあの人とか、まさかのユニコーン処刑のためだけにあの人起用とか「いやありがたいけどそういうサービスはいらんのよね……」となってしまう『田舎にいったらハチャメチャにメシが出てきてゲンナリするアレ』を味わってしまうのもマイナス点。
ただでさえメインキャラの中の人の超高齢化が話題になってる作品で、一人でも欠けたらヤバいかもしれんのに続編ありきってお前……考えたくないけど神谷明が死んじゃったらもうシティハンターとしてのブランド失っちゃいますぜ??
内容については獠らしいアクションがよく表現されてるし満足感あったけど、やっぱ映画サイズにすると茶番シーンが長い(これは新宿プライベート・アイズでも思った)のがネックかなぁ。
あと、これが一番良かった点なんですけど、アンジーの背中がめちゃくちゃバキバキなのを見て、凄まじい『癖』を感じました。必見です(アンジーの背中)。
高柳総一郎

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