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劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)のmayamaのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

あのエモい感じでラストに流れるGet Wild聞きたいな!という軽い気持ちで観に行きましたが、冴羽さんはやっぱり素敵だったね…
初っ端から来生三姉妹と共闘したり、TMさんがチラッといたり、何故かルパンと次元がいたり盛りだくさん。ちなみに冴羽獠と次元大介、ガンマンとしてはどっちのほうが凄いのかな〜フィジカル的には冴羽さんが強そうですが。

あの古めかしい冴羽さんの愛用銃の弾の入れ換え方、ほんとに前と変わってましたね、早いけどお取り扱いが丁寧になってた。
冴羽さんといえばのワンホールショットも、崩落利用してとかもうほぼこれ曲撃ちの世界じゃない?なことになってるのにまあ冴羽獠ならやるよね…となるところがやっぱり長らくの愛されシリーズの醍醐味ですね。

前半は軽めの日常、後半はハードボイルド風に見せて頂きましてありがとうございました!
な気持ち…
実は初期のハードボイルドでシリアスなタッチが好きだったので、後半すごく良かった…。
今回の冴羽獠を狙う海原のとこのウェットワークス専門部隊の3人、ここの絆や関係性はもう少し見たい気もしたけどもね…気の毒でしたね。海原という人はなんかカリスマ性があるのかもだけど、かつての息子のような相手に対するものとは思えないほどに随分と冷酷で残酷なことをするね…。部下の3人も過酷な日々を送りながらも彼を慕ってるっぽいのに、何だか情を感じられず無機質…。

冴羽獠と槇村香のやりとりはもう演出というかお約束というか、ハイ、いつもの!アレでしょ、出すね!っと言わんばかりでひたすら懐かしい…
令和の時代に獠ちゃんのセクハラ厳しいかなって思いましたが、冴羽さんのエロや下ネタはもう高田純次さんと同じ域にあるような…日本でこんなさらっとスケベや下ネタ許されるのこの二人くらいでしょ…。エロだけどエロくないというか、嫌な感じじゃないというか…やり過ぎになる前に香ちゃんが止めてくれるの分かっててやってるとこ絶対ある…
まあでもあれは冴羽さんの香ちゃんへの甘えなんじゃないかなと思ってます。暴走しかけても止めてくれるでしょ?ずっと何があっても気にかけてくれてるでしょ?っていう。
ものすごく信頼しあってるのにシャイ過ぎて一線を超えないもだもだ感…これぞシティ・ハンター。

もう知っている新宿じゃない知らない街のお話みたいにも思えるほどの時間の経過を感じてしまうところもあれど、レトロな昭和演出と現代が混じり合ってて不思議な感覚でした。

声優さんたち皆様方頑張ってらっしゃったけど、ちょっと女性陣のお声に違和感が…レジェンド級のシリーズでしかも最終章の序章ともいうべきお話だから、オリジナルキャストに拘りたかったお気持ちはわかります…
が、高音はどうしても年齢重ねると出なくなりますからね…。
どんなに職業柄気を使っていても、高音は保つの大変なんですね…。
特に愛ちゃんの声はさすがに厳しいかなと思いました。香ちゃんも最初はアレ?となりましたが後半になるに連れて違和感がなくなってきていてさすがでした。
神谷さんのお声の保ちっぷり、シリアスとギャグのスイッチ、わあ懐かしい…流石だ…と思いつつ、これは自分のワガママですが、間合いとかシリアス台詞を言うよ!ってときのタメが大袈裟かなって…
いやすみません、海外ドラマや映画の吹き替えみたいなのが好きなもので…これは演出の好みの問題かなと思います。
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