たむ

夜霧の恋⼈たち 4Kデジタルリマスター版のたむのレビュー・感想・評価

4.3
フランソワ・トリュフォー監督の自伝的シリーズ第三作です。
今回の特集上映で、『アントワーヌとコレット』との二本立てがありがたいです。

公開が5月革命と重なるため、その闘士であったトリュフォー監督の想いがオープニングのシネマテークとクレジットに現れています。
その後のアントワーヌの物語は、瑞々しい青春映画であり、やはり恋愛に関しては狂人化していく面白さがあります。
この映画も出来事を最も身近な視点で描き出していきます。
ドラマとしての派手さではなく、日常を淡々と、ユーモアを持って捉えることは、人生を楽しく生きるコツのようなものとして、トリュフォー監督の映画を彩り始めていきますね。
たむ

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