デニロ

逃げ去る恋 4Kデジタルリマスター版のデニロのレビュー・感想・評価

3.0
『大人は判ってくれない』『アントワーヌとコレット/二十歳の恋』『夜霧の恋人たち』『家庭』と続いた“アントワーヌ・ドワネル”シリーズの最終作。1978年製作。脚本フランソワ・トリュフォー、マリー=フランス・ピジェ 、ジャン・オーレル 、シュザンヌ・シフマン。監督フランソワ・トリュフォー。

過去のドワネル君のフィルムを散りばめていてああそうだったね、と思い返すのだが、わたしは『家庭』を観ていなかったので、クロード・ジャドと結婚していたんだと思うばかりです。

まあ勝手気ままなドワネル君ですもの、何が真実やらわかりません。破り捨てられた一葉の写真の話がなかなかにシャレていて、ドワネル君のストーリーとクロード・ジャドのストーリーもなかなかに感動的でどっちもいいではないか。いずれにせよサビーヌ/ドロテの魅力に引き込まれてしまうのです。

マリー=フランス・ピジエ は言う。/キスはふたりでするものよ。/わたしはちゃんとキスしたこと、あっただろうか。

角川シネマ有楽町 生誕90周年上映 フランソワ・トリュフォーの冒険 にて
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