このレビューはネタバレを含みます
悪ふざけみたいな映画だなあ。
オープニングのごろんごろんに始まって、全部わかってやってるから腹立つ。褒めてる。
それにしても回想シーン多すぎじゃない?改めて解説しながら回想シーンを挟むのはどういうつもりなんですか。私がこんなん書いたら絶対切られるよ。監督脚本の強みだなあ。
もうこれは、主人公含めて登場人物みんな嫌い。
この世はかくも自分本位な人間しかいないものかと、観終わったあと悲しくなる。
電車乗る前、数多の女の子にしてきたような不義理をアルフォンスにもしたら許さんからな……と思ってたらちゃんと電車に乗せてたのでよかったです。
それから、あれはアントワーヌが自殺してる流れだったよね。本当にしてたら許さないところだった。
ドワネルもの最終章にして、アントワーヌが過去一で気持ち悪い激ヤバアダルトチルドレンおじさんだった。そんな感じに転んだんですね、可愛かったアントワーヌ。
ドワネルものは一作目が一番好き。先生の剣幕に時々喰らうけど。
今後の人生、ドワネルおじさんみたいな人に目をつけられないといいなと思います。友達になるくらいはいい。
気持ち悪くない物書きなんてこの世にいないんだけどさ、でもちょっと希望を持ちたいじゃん。ねえ。頼むよアントワーヌ。
大人になったアルフォンスが、アントワーヌのような幼少期のトラウマを抱えていないことを祈る。いいパパであれ、アントワーヌ。
既婚者になってからもう一回観たい。