リバー、流れないでよのChitoseのネタバレレビュー・内容・結末

「2分のループを繰り返す」という触れ込みをどういう演出で誤魔化していくのかな？と思っていたら、本当に「2分のループを繰り返す」かたちで本編が進んでいった。
凄い。
登場人物たちが現状を打破しようと情報を集めてちょっとずつちょっとずつ話が進んでいくのがめちゃくちゃ面白い。
最初はコメディ寄りで笑いながら見ていたが、途中から取り返しのつかない事態が起こり始め、でも2分ループだから無かったことになり…もしここで突然ループが終わってしまったら？という緊迫感が漂い始めた時の空気が良い。
突拍子もないオチも、これはこれで大好き。

演劇っぽいシナリオだけど演劇では作りづらいから映画になったのかな。

主人公の女の子が、(その時点では)自分のせいで人死が発生する事態になっているのに恋心を優先してぐだぐだ言ってるのが好きになれなかった。信じられない。どういう精神してるんだ。