眠人

リバー、流れないでよの眠人のレビュー・感想・評価

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)
-
舞台は冬の貴船の旅館。前作『ドロステのはてで僕ら』に引き続きタイムリープもの。ヨーロッパ企画らしく微笑ましいわちゃわちゃ感があって、何度も笑い声を漏らしてしまった。藤谷理子ちゃん、一見勝気に見えて実は繊細な女の子を演じていて、それはそれは素晴らしかった。中川さんは映画の中でも相変わらずのいじられ役。豪華ゲスト陣で1番魅力的だったのは近藤芳正さんかな。締め切りに追われて、切羽詰まった作家役にぴったりだった。物語の構成上仕方ないのかもしれないけど、恋愛モノで無くてもいいよなあとは思ってしまった。何はともあれ大好きなヨーロッパ企画の面々を再びスクリーンで拝めて幸せなひと時だった。
眠人

眠人