このレビューはネタバレを含みます
2分間のタイムループ、最悪なスタートは?
老舗旅館を舞台に、突然発生したタイムループに戸惑う人たちの様子を描きます。
最初は戸惑いますが記憶は残るので、繰り返すうちに慣れてきて、「続きは次のターンで」なんてゲームのようなやり取りが面白可笑しいです。
なんせ2分しかないので大した事は出来ないのですが、繰り返しの中でプチデートを楽しんだり、口喧嘩が始まったり、挙句に死んでみたりと、小エピソードにクスっと笑えます。
終いにはループは自分が願ったせいだ、とか言い出す人が出る始末で、それを周りが信じてしまうのが、未知の物に対する人間の愚かなリアクションなんだな~と思ったりしました。
タイムループのスタートで、風呂に入っているのは嫌なスタートですけど、もっと最悪なのが排泄中でしょうね。ド下ネタで笑えますけど、流石にそれは本編には無かったです。
自分事ですが、最近はハンコで押したような、正にタイムループしている様な毎日を過ごしており、時間の使い方、意識の持ち方について考えさせられました。