2024年9本目。
おもしろい。さすがヨーロッパ企画。タイムループものの強さよ。
京都の貴船という地域だけ2分間をループし続けるという作品。
やっぱり2分間という長さが絶妙。なにもできないわけではないけど、なにかするには短すぎる。
そんな2分間を繰り返すだけなのに、どんどん話が展開していく。
ループに気がつく、ループに戸惑う、ループを楽しむ、ループにおかしくなる、ループから抜け出そうとする、などなど。
ただのループなのに、さまざまな見せ方と演出でいろいろな気持ちを味わうことができる。
それがよくできていると思うし、見ていて楽しい。ニヤニヤし続けちゃう。
こんな企画を思いついて、このテンポと尺で見せてくれるのさすがヨーロッパ企画。
「ドロステのはてで僕ら」の2分間もおもしろかったけど、本作はまた違う。もっと人情味あるって感じ？
86分間と短い作品だけどとても充実している良作！
「ねぇ、答えてよ！」
「集中してんだよ、貴船の道あぶねーんだから」
