プライド月間にピッタリなクィアなヒロインの青春映画。
主演のローワンの成長にまずは時の経過を感じた。スパイキッズの頃と比べると、かなり大きくなったなぁ…。
本作の良さはヒロインが自分のセクシャリティに悩む話、というわけではなく、既に自身がクィアだと分かっていて親にも周囲にもカミングアウト済みの女の子が、自身の恋愛や学校、進路のことを悩むというストーリーライン。クィアだから何か特別なことがあるのではなく、当たり前にクィアなヒロインの物語が語られている、この点が非常に大切だと感じた。
ストーリー自体はある程度、王道かもしれないけれども、土台がある意味新鮮でとても勉強になった。
ただ、ロゴ？題字？がなんだかサスペンスチックだったので少し気になっていたのだけれども、どうやらただのペンキのテクスチャを出しただけのようなところが、少し拍子抜けしてしまった。
