ボンドレイク

ミッション:インポッシブルのボンドレイクのレビュー・感想・評価

5.0
 デ・パルマとクルーズ、それぞれの魅力が奇跡的に同居しとる凄い映画!!

 いやぁ、観終わったあとは自分の知能指数と身体能力も高まった気がするわ!笑

【ネタバレしないあらすじ】
 最強人種トム・クルーズは爆発から逃れることができるのであろうか、、

 どうしても、"デ・パルマが監督した"諜報員モノのエンタメって捉えて毎回 観てしまう。
 で 毎回、"流石デ・パルマ〜っっ(泣)"と感動しているわけです。

 デ・パルマっぽさあるといっても、エロやカオスは存在しておりませんのであしからず笑

 妹に観せるための今回も、鑑賞後は同じく感動。相変わらず、映画素人なくせに わたしゃ感動しておりましたっ。
 ちなみに妹は、展開の複雑さに混乱しておりました。

 そうそう、そういえば この話は、わかりやすくはあるものの確かに 初見では若干呑み込みきれない 複雑さがあった。
 
 90年代にデ・パルマと何度か組み、その後映画監督としてちょっくら失敗してるっぽいデヴィッド・コープと前任ロバート・タウン(大物脚本家)が脚本を担当。
 それと確か、デ・パルマ本人もコープと共に脚本を練っていたはず。(いや、それはスネークアイズでの事だったかな?、、)

 "あの"トム・クルーズに抜擢されたもんだからって、たぶんメチャクチャ気合い入ってたんだろうなデ・パルマ。
 でないと、ここまで緻密なもの(素人目の判断)にはならないと思う。

 気の利いた台詞回し、ちょうど良い伏線とどんでん返し、緊迫感が続く展開な脚本だけでなく、明らかにデ・パルマな映像の質感、デ・パルマ好みな編集、デ・パルマ流派なアイデア も 素晴らしく本作の雰囲気にマッチしてて凄い!!
 デ・パルマが映像作家色をしっかりだしながら、職人としての仕事をも徹底していらっしゃる。

 まさにデ・パルマ流派のエンタメっっ

 それだけでなく、トム・クルーズもトム・クルーズであるがゆえに 主人公の無敵さ、高知能さ を身体だけで 説得力持たせる クルーズマジックが凄い!
 それにプロデューサー第一弾としての作品でもあったから、結構現場での力も監督に次いで大きかったんじゃっっ。
 デ・パルマも、例のクライマックスについてはメチャクチャ助けられてたし、ほんとトム・クルーズが居なかったら こんな傑作できてなかった。

 ありがとう、トム・クルーズ! ありがとう、デ・パルマ様を抜擢してくださって!!

 「赤信号!青信号!」

 序盤以降、常に緊迫した場面で次から次へと繋いだ末のクライマックスのアクション!!メチャ盛り上がって好きだわ。

 その後のオチもニヤけさせられるっ笑
ボンドレイク

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