ゼロ

ミッション:インポッシブルのゼロのレビュー・感想・評価

5.0
IMFの任務はここから始まった。

誰もが耳にしたことのあるBGMと主演・トムクルーズの代表作品です。作品としては1996年と古くはありますが、古さを感じさせないサスペンスとアクションがありました。このハラハラドキドキを両立していたのは、シリーズ1作目である本作品だけかもしれません。

物語としては、秘密諜報組織「IMF(Impossible Mission Force、不可能作戦部隊)」に所属する若手スパイのイーサン・ハントが任務を達成していくもの。冒頭の「このテープは5秒後に自動消滅する」という演出はにくいです。

イーサン・ハントが任務をこなしていくわけですが、私たちが最初に目撃する事件から別の人間にハメられており、誰が味方か敵か分からないスリルがありました。俳優にジャン・レノさんが登場しているのも良かった。

途中である任務を行うために、ある施設に入り、イーサン・ハントが吊るされているシーンは緊張感が伝わりました。音を出すことも、汗をかくことも命取りになるシーンを上手に描いていたと思います。

終盤に大きなアクションシーンがありましたが、それまでも誰を信頼して良いのか、本当の敵は誰なのか?を疑いながらも、無茶苦茶なアクションをしているトムクルーズはカッコ良かったです。あのBGMが流れると鳥肌が立つのは、なぜなんでしょうか。

全体の構成がしっかりとしており、物語が二転三転もするので、最後まで飽きさせない作品となっておりました。
ゼロ

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