ポスターのデザイン的に『マーズアタック』のようなエンタメ系なのかなと思いきや全然違った。
瞼の下から刺します的なことを言った瞬間に「あぁ…ロボトミー手術か…」と察する。
原題がブレインモンスターではなくBrainsuckerとなっていたので、脳を吸う者、モンスターに置き換えてるが、子供なりに何をされるかちゃんと理解してるんだろう。
ロボトミー手術は感情をつかさどる前頭葉の神経を切り取ることで、癇癪や精神障害、衝動を抑える効果があると当時考えられていたが、結局強引に脳の機能を破壊してるだけ。
手術を受けた人はこの映画のように感情を失い、ただぼーっと生きるようになるという。
アメリカで5000人、カナダで2500人とは…
思っていたよりも人数が多い。
どこかで見たが当時大統領の子供もこの手術を受けたそうでかなり信用度が高い医療行為だったんだろう。
精神科や医療機関の研究がどれほど大事か思い知らされる作品だった。