カードダスのアイドル物であるアイカツシリーズだが、今作は変わり種。実写とアニメーションをミックスした内容で、とてもユニークな試みだ。
メリーポピンズなどに代表される実写とアニメの融合は大好物なのだが、今作は実写パートとアニメパートが完全に別々。それもありチョット物足りなかったかな。
実写とアニメが同一画面内に入るのが、仮想世界に入る際にアバターと鏡合わせになるシーンだけ。映画だし、もう少し踏み込んで欲しかったな。
高校生でアイドルの主人公が、「スターリープラネット」のメンバーとファンに対する感謝イベントを行うという内容。
実写アイドルの子達は正直演技は棒だ。でもセットとかは良く出来てるかも。逆にアニメーションの出来はイマイチだ。
技術的な点だけ見れば、作品としての完成度は決して高くない。
だが女児向け作品だけあり、今作の持つアイドルに対するピュアさはホンモノだ。
アイドルは純粋で優しく愛情たっぷり。アイドルを追うファンも純粋そのもの。
何もかもが健全！アイドルとファンの間にネガティブな感情が一切無く、只々愛だけが存在する。
アイドルが手形で花を作り、ファンもそれに答える。アイドル像に一切ブレがない。
あと劇中歌は案外楽しい。
