皆さまお元気ですか。
記念すべき800作品目レビューが、こんな作品ですいません！！いや、逆に誇らしいかも？？
モラルもカケラもない、超絶エクストリームハイテンションスプラッターホラーが奇跡の日本上陸です！
いやー上映開始前から非常に気になっていた作品でして、公開したかと思えば上映場所が少ない少ない！！しかも日本公開すら危ぶまれた危険すぎる作品なのでBlu-ray Discで発売してくれるのかも不明。それなら見にいくしかないということで、新宿の小さな映画館シネマカリテに行ってきましたよ。
連日超満員みたいですね。
隣の人は終始顔を覆いながら見ていたり、途中1人？途中退出が出たり、上映中に「うわぁ」と思わず声が出てしまうくらいな雰囲気で、久々に映画館でのホラー映画の醍醐味を感じることができました。
エンドロール中誰も席を立たなかったので、ホラー映画好きが集まった感が素晴らしかったですね笑。
ひとつ忠告しておきます。
この作品は、その場のノリで見てはいけない。怖いもの見たさで誘われたから、見に行くという気楽な感じで見てはいけません。
モラルもカケラもないやばいシーンが凄まじいのと、血しぶき多めな残虐描写、そして欲望のままに暴れまくるありとあらゆる暴力。
そして女性は特に注意が必要です。
この映画を女子会で観れる女性はエクストリームハイテンションウーマンです。
決して人にオススメしてはいけませんよ！？！？笑
スプラッターにある程度耐性がある人なら、楽しめるかも？久々にこんなに画面にガッツリ映すスプラッター見たかもしれない笑。
一言で言うと、未知のウイルスが蔓延し、人々が狂人化して襲いくるゾンビ映画のようなものですが、何が怖いってコイツら理性と知性はしっかり保っている点。ウイルスの感染力で欲望が抑えられずに、襲いくるのですが、知性がある分、心の奥底には耐えられないくらいの罪悪感があり、涙を流しながらも狂気な行動を実行する恐ろしさは、非常にリアルで恐怖を感じます。
ゾンビと言っても腐ってないし、見た目は普通の人間だけど、目がイッチャッテる！んよね。
ファーストコンタクトしてきた裸足のばあちゃん登場からもう休む隙を与えてくれません！！！
主人公は指切られたのに平然としてたり、終盤の医師とか、感染してない奴らも割と狂人多くて笑う。
赤い画面に「警告」文字とアラーム音だけのテレビ画面も怖すぎ。
まじで恐ろしかったシーンは地下鉄シーン。どうやらこのシーンは撮影がモラルに反しているということで、撮影許可が全くおりなかったので、地下鉄車両をまるまる作って撮影したそうです。最初にナイフで刺すシーンなんて、誰もが気にしていない時の奇行なので、リアリティが半端なくマジで怖かった。
裸足のばあちゃんから、オノもった変態ジジイと個性豊かな奴らが物語に恐怖のスパイスを付け加えてくれます。
ただ皆さん言っているように、後半の医師が出てきたあたりからペースダウンしたのが残念ではありました。物語の終盤の結末もありがちな展開でありますが、そこは王道を貫いたのはいいと思います。
終盤の主人公カップルの悲しい結末は、ただただ無念！！
監督がめちゃくちゃホラー映画好き(いや、この感じだとスプラッター好きやな)と言うことで、「スキャナーズ」を彷彿させるシーンや、「セルビアンフィルム」でしか見たことなかった最低な行為のオマージュ？リスペクト？があるのもホラー映画愛を感じました。
スコアはとりあえずエクストリームハイテンションスプラッターだし、記念すべき800レビューなので、フルスコアでお願いします笑
こんな地獄絶対逃げきれない！！
また一つ人にお勧めできない映画が増えました。
