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哭悲/The Sadnessのmacaroniのレビュー・感想・評価

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)
5.0
謎のウィルスにより理性のタガが外れた人達が暴虐の限りを尽くすパニックホラー映画。

「X エックス」と連続で鑑賞したのですがこっちの方が楽しくて好みでした。

ストーリーは最低限しかないのですが、噂通りに残酷描写のフルコースで凄かったです。

良いと思うシーンはいくつもあったのですが、電車のシーンは現実でも起こってる殺傷事件とかを思い出してかなり怖かったです。
ここのシーンだけでもこの映画は見る価値があると思います。

本作は感染者は喋ったり、思考するのですが、みんなキャラが濃くて面白いです。
軽く思い出すだけでも真っ白ばあさん、グラサン君、変態ストーカーおじさん、ボトムレスランナー、仲良しリンチボーイズ、血まみれ乱交軍団と心の底から会いたくない奴ら溢れかえってます。

そして感染者の皆さんは凄くハイテンションで笑って楽しそうなので悲壮感がないのも勢い重視の映画なので良かったです。

あとこれだけ残酷描写が続くのに直接的には見せない場面もあったり、レイプシーンはグロに比べて控えめだったりして製作者側はちゃんとモラルを持ってるだなと安心しました。
(赤ちゃんのシーンとかさすがに直接見たくないので個人的にはOK。人によっては残念ポイントかも)

見に行った新宿武蔵野館も満員でカップルとか若い友達同士で来てる人たちが沢山いたのが印象的でした。
ちなみに僕はお一人様。
僕は奥さんがバイオレンスとかホラーは絶対ダメなのでちょっとうらやましかったな〜。
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