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哭悲/The Sadnessのkazukiのレビュー・感想・評価

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)
2.5
今更残虐描写とグロテスクだけの映画を見る意味があるのだろうか。。



という事を考えされられた。

特殊技術が発展した80年代, CG技術の発展した90年代を通してホラー映画では常に、〈如何に恐く, 予想不可能に, 或いは面白く, 美しく 人を殺す事が出来るか〉挑戦してきたと言えるだろうし、その技術を見せたいがタメだけの映画というのもごまんと作られてきた。

特殊効果やCGが実写と判別不能な程 発展しきった現代では最早何でも出来るような気さえする。(個人的にだけれど,特にロボット技術の発展に驚く。※エイリアンコヴェナントなど)

そんな今に、特段技術を誇るという訳でもなく残虐表現やグロテスクさをポルノ的に映しただけの映像に面白さ(真新しさや発見)があるだろうか、、

一応、現代性としてコロナ禍における生活が垣間見える部分が有りはするけれどプロットはほぼ無いようなものだし、キャラクターの描かれ方がステレオタイプに寄っている事も気になる。(例えば、太った女性は自信がなくウジウジし、中年男性からブス扱いを受けるし、女性キャラのイラストを待ち受けにする彼はいかにも‘オタク’然とており、美人な主人公はあからさまに彼を下に見る)

ただゴア描写を見ていたいんだ! という人には◎

私は、もうこういうの良くない? 既に沢山やられてきたでしょ と思ってしまいました。。

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