Aya

哭悲/The SadnessのAyaのレビュー・感想・評価

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)
3.6
#twcn

"顔と身体がいいだけで役に立たず約束も守らないクソゴミみたいなヒモニートの彼氏"

って安定していいよね✨

あのおっさんいるじゃないですか??
後半に出てくるキモイおっさん。

手袋を外さないままPCのキーボードをカチカチ打ち込むおっさんを見ながら

「こういうPPE(個人用防護具)の使い方してるひと、いるよね…」

ってのが正直一番怖かったですね(T_T)

若干、台湾から中国大陸へ差別化を図ってる感じもあった。

そういや大陸にはLINEもyoutubeもないよね、とかあの大陸がでしゃばってくる記者会見とか。
地味だけど要素としてちゃんと入ってるよね。

今、台湾は俺たちの希望である(?)

夜の回で観たのですが、すぐ後ろの席でものすごいいびきかいて寝てる人がいて思わず振り返ったよw
こういう騒がしい映画でも寝るときゃ寝るよね!

アジア映画って血液がドロッとしてて重みがありますよね。
湿度が高いから??

追ってくる奴がめちゃくちゃ足が速いので"釜山行き"や"WWZ"みたいですよね。

起爆剤となるババアかジジイか分からない白髪で髪の長い人いるじゃないですか?

朝食屋さんで襲ってきた。

あの人の吐瀉物がかかって感染した人最初左手でフォークを持ってたから左利きだと思ったんですけど、いざ感染して友達に襲い掛かったら右手でガスガス殺ってるんですよね…

でも手にもっていたのはナイフなんです…なので右利きやったよね、という結論に至るw

色々考えながら見てたんですけど

・体液(血液・吐瀉物・汗など全般)による感染
・暴力というよりは拷問
・死んでからの身体も攻撃(損壊)対象になる
・感染後の動きを止めるのは殺す?

ってマナーですかね??

感染した後の行動原理を考えていたのですがあんまりよく分かってないです。
この辺をもうちょっと丁寧にロジックというかプロットとして確立してたら"釜山行き"的なヒットになったかも。

映画秘宝とかシッチェスっぽいな、と思ったら監督はカナダの人なんですってねw

暴力というよりはターゲットの悲惨な姿に注目している部分もあるので嗜虐思考といったほうがいいのかも。

執拗にセックス・レイプの介在を強調するのも体液の交換というよりは快楽というか欲望的な感じがしました。

あのおっさんの言ってることが正しいなら残虐性が人間の根本にありそれに寄生する"ウィルス"といったことなんですかね?

ということは2つの考え方があると思うのですが

・人間の根本にある欲望
・それを抑えられないウィルス

この掛け算で哭悲の世界は出来ているのかしら??
涙を流すということを引き合いに出していたので納得のいく理論足る。

主人公の女の子可愛いしヒモ彼氏にも優しいしヒモ彼氏も彼女のために頑張るしいい恋愛映画にもなってますよね。

ちなみになんで隣に住んでる引きこもりのおっさんが感染してんねやろ?


日本語字幕:神部 明世
Aya

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