チャッキー

哭悲/The Sadnessのチャッキーのレビュー・感想・評価

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)
4.4
近年観たホラーの中でも『ヘレディタリー 継承』以降では最も怖かった。
アルヴィンウイルスという未知のウイルスが突然変異し人間がゾンビ化。
これだけならよくあるゾンビものだが、今作は人間の心を持ったまま普通に喋るが完全に頭がイッてしまっていて殺人しまくるという新しいチャレンジングな部分がめちゃくちゃ面白い。

容赦ない強烈なゴア描写に強烈なキャラクター(あの電車のおじさん)に終始画面に釘付け。

主人公カップルのカイティン役のレジーナ・レイ、ジョンジュー役のベラント・チュウが美男美女すぎるのも映画的でめちゃくちゃ良い。
なぜかめちゃくちゃ丈の短いミニスカを履いて仕事に出勤してるのもカイティンというキャラクターを表してるよね。

1番印象に残らざるを得ないのが演じるカイティンに付き纏いまくるストーカーおじさん野郎を怪演してるジョニー・ワン。
もう言動から行動まで全部が気持ちわりぃ!
でも近年観たクソキャラクターの中でも最高レベルに好き!気持ち悪すぎておかしくて最高だった。

こんな強烈なホラーでありやがら現代の社会問題もしっかり描いてるとろも好感しかない。