映画好きの柴犬

哭悲/The Sadnessの映画好きの柴犬のレビュー・感想・評価

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)
3.7
人間の本性?

 ウィルスによって人々が凶暴化する中、離れ離れになってしまった恋人を助けに行こうとする、台湾製ゾンビ映画。まあ、死ななくなるわけじゃないので厳密にはゾンビじゃないし、凶暴化しても人格や人間性を維持しているところが新しい。この、人間性を維持しているっていうところが、様々な残虐行為のバリエーションを生み出していて、これまた本当に怖いのは人間ですよね映画のバリエーションになっている。

 ストーリー自体にはそれほどひねりはないけれど、大量の血飛沫と人体破壊描写に耐性があれば、ノンストップで楽しめる。