この世の地獄とはこのことか。あらゆる最悪を煮詰めたかのような台湾の感染系ホラー・スプラッター映画。
そのウィルスに感染すると、思いつく限りの残虐非道な行為をする殺人鬼となる。この設定を思いつき、これで映画を撮ろうとしたのが凄い。
そのうえ中途半端な表現もなく、きちんと最後まで振り切ってエグ味たっぷりに描ききっていることをまず評価。
あと、見る前の印象としては、壮絶なグロ描写の一本調子でいくのかなと思ってた。そしたら意外とちゃんと展開にメリハリがあって、ダレないようなストーリー運びだったのが良かった。
とはいえ、人を選びすぎる映画であることは確かなので、見る人はそれなりの覚悟をしたほうがいい。いずれにしても、心身のコンディションが良いタイミングで見ましょう。