フジタジュンコ

哭悲/The Sadnessのフジタジュンコのレビュー・感想・評価

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)
3.0
台湾やベトナムのOLってなんであんなノースリーブ&タイトスカートで出社するんだろう…(※大好きです)

グロいグロいという前評判にさすがの私も日和ってなかなか見るタイミングがなかったのですが、やっと見ることができました。

「人間ひとりでそこまで血は出ないやろ」「頭ぶっつぶした程度で肩の後ろまで血に濡れんやろ」などのつっこみも間に合わないくらいの出血大サービスぶり(文字通り)は見ごたえがあり、SATSUGAIバリエーションも豊かで人間の独創性を感じます。プレイを邪魔されたどMおじさんには笑ってしまいましたし、キモいセクハラおじさんは万国共通だと思うとほっこりします。グロいかグロくないかでいえばグロいし、たしかに楽しかったんですが、あんまり心には残らないんですよね…見て、寝て、起きてこれ書いてますが、思い返して、どうにも、印象が薄い…(劇場のスクリーンで見てたら違ったかも?)。

確かに血の量はすごいですが、やりすぎてコントっぽいですし、何より「怖い」と思えなかったです。感染と発症のルールがわからないのもその一因かな。「理性と暴力性との葛藤で涙を流す」というむちゃくちゃいい設定が活かされていないのも残念。

なお、この手の作品には当然のごとく、ゲロシーンはばっちりありました。