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告白、あるいは完璧な弁護のmofaのレビュー・感想・評価

告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)
3.8

これ、観ながら思い出したんですけど、
スペイン映画「インビジブル・ゲスト 
悪魔の証明」の
リメイクだったんですね!!!
 ビックリしましたわ~。
 なんか、良く似た設定やなぁ~って。

「インビジブル・ゲスト 悪魔の証明」は
確かに、サスペンスの傑作で、
イタリア・インドでもリメイクされてるんです。
 題名が全然違うし、
ほぼ情報を入れてなかったので、
完全に不意打ちでした。
 サスペンスが苦手な私も、
この作品は、好みだったんですよね。
サスペンスというよりも心理戦。
役者さん達の演技が光ってました。

で、韓国版がどうだったか・・・
と言いますと。

これが、結構面白かったんですよね。
 韓国版なりの変更点があり、
なかな良質なサスペンスものに
仕上がっている辺り、
リメイクと聞くと、
不安しかない邦画とは違ってるな・・・と
思いますね。

 舞台となる山荘も素敵だし、
役者さん達が、凄くいい。

特に、「ペーパーハウスコリア」の
キム・ユンジン様は、
断然、こっちがいい!!と思いました。
冷静沈着な弁護士さん役って、
素敵やった!!

 そして、ナナ様が、まぁ、
もう、めちゃくちゃ綺麗です!!!
 この方の演技も、なかなか
面白かったですね。
ソ・ジソプ様は、初めまして~でしたが、
なかなか、良かったです。

 サスペンスものとしても、
心理戦で繰り広げる役者さん達の、
演技も、見ものでした~!

サスペンス好きの方は是非。
原作観た方の人も!!
韓国版なりの良さがありますよ!
(原作のレビューがない・・・・
書いた記憶はあるのだが・・・・キニナル)



以下、ネタバレです
ただね・・・原作とどっちが面白かったか・・と言われると、
初見のビックリ度合いから、
やっぱり原作かな??と思います。
 でも、完全に同じリメイクではなく、
韓国版なりの編成を加えた事は、
それはそれで良かったと思うし、
評価したいと思います。

私が、この作品が初見だったとしたら、
もっと点数は上がっていたと思います。

 原作の1番の山場は、
早めに明かされます。

弁護士が母親だという下りですね。
原作では、それが最後に、
そこから種明かしがされていく
ワケなんですよね。
(多分、そうだったと思う)
 
その代わりに、車の居場所が分かるかどうか・・・という
緊張感が最後にきてるんですけど、
それは、ちょっと、弱かった・・・・と。
 なんか、最後の盛り上がりが、
そんなに無かったかな~と
思ってしまいました。

 でも、氷の張った湖を、
ドーーーンと割る場面は、
非常に素晴らしかったと思うし、
劇場で観たかった!と
思わせるほどのシーンだったと思います。

 弁護士が実は、母親だった・・・
けど、普通の母親が、そんな演技出来るのん??とは思いましたが、
 子供の話を聞いて、震える所とか、
一生懸命感情を抑えようとしている演技は、素晴らしかったと思います。
 なんなら、母親がそういう職業をしてる・・・っていうのを
情報として入れておいても良かったんじゃないかな??って。
(原作はどうやったけ~
なんかの職業なんだよね・・・)
 
そして、ナナ様の演技が、面白かったです。
全く違う2つの女性を演じて、
どっちも違和感なかったもんね~!

ソ・ジソプ様の2つの演技も。

ジソプ様とナナ様の演技の対比が
面白くてね~。
ナナ様は全く違う人格って感じの 
演技なんだけど、
ジソプ様は、それほどふり幅がなくて。

ナナ様はどちらかは完全な空想。
でも、ジゾプ様は、
どちらも彼の中で共存してる
感じなんですよね。
 どっちにしても、クソ(笑)

弁護士役と、
母親役の2つの演技をするユンジン様
想像の中での2つの人格を演じるナナ様、
一人の人を2つの方向から演じるジソプ様。

この演技対決が、非常に、
観ていて面白かったです。

ほぼ雪山だけど、
充分に画力的にも観させてくれました!
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