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告白、あるいは完璧な弁護のunkoのレビュー・感想・評価

告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)
3.8
ミンホ(ソ・ジソブ)は若手IT社長で名声も高いが、ホテルの密室殺人事件の容疑者として名が挙がる。その時何が起こっていたのか、容疑者の周辺も映像で映しつつ、事件の真相を探っていく。

元はスペイン映画「インビジブル・ゲスト 悪魔の証明」
本作は3度目(イタリア、インド、韓国)のリメイク。

どのぐらい脚色したのだろうとオリジナルもその後観賞。
結果、かなりオリジナルに準拠した内容となっていて、真摯な作り。

観た一言感想としては、とても面白かった。
本作の大切な肝が韓国版では最初からモロバレじゃーん…激萎え~…と思っていたら、そこもフリに使って脚色されていて、それはそれで良かった。
この辺は好みの問題。
オリジナルに比べ、小難しい話はカットして比較的容易に理解できるようにし、言動や展開も派手にしてエンタメ要素を加えた。

逆にオリジナルは説得性を持たすために始終重めのトーンで統一して、物語の肝がバレないように丁寧に作られている。使う言葉や誘導もこちらのほうが緻密。
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