A24複数作品の日本公開が決まったということで、サボってたA24作品レビューを書いていこうシリーズ(数日にかけて少しずつ)
【OUTLINE】
何かと人（や動物）に時間を奪われがちで、なかなか自分の作業に集中できない彫刻家をミシェル・ウィリアムズが演じたケリー・ライカート×A24な最新作。
【REVIEW】
『ファースト・カウ』に引き続きA24とタッグを組んだケリー・ライカート監督。今回も「大きなことは何も起こらない日常」に面白みを見出す見事な会話ドラマを見せてくれる。
監督作品常連のミシェル・ウィリアムズはさすがで、「なんとも不幸でうまくいかない普通の人」を見事に演じながら、その圧倒的解像度で見せる存在感が目を奪う。
「なぜこんな時間を使わなければならないのか…？」と思っていそうな時の主人公の表情が絶妙で好きすぎた。
さらにそれぞれオーラを放つホン・チャウ、ジャド・ハーシュと、2023年アカデミー賞ノミニー揃いぶみ。ジャド・ハーシュ演じる主人公の父のフワフワした仕草には目を引かれてしまった。
ちなみに、自分は彫刻鑑賞のセンスがないようで、上手い彫刻とそうでないものの差がわからないのかもしれない。笑
主人公の彫刻って、みんなに褒められてたけどあれすごいの？
---
観た回数:1回
