『CUBE』をレビュー。もう何回も観ているが、何度観ても面白い。特に一番最初の静けさからのスラッシュ、そしてタイトルコール。ヒシヒシと伝わる危険への前触れは何度観てもたまらない。
久々に観賞のきっかけをくれた菅田将暉くん出演の『CUBE 一度入ったら、最後』に感謝である。それにしてもダサいタイトルだな。早く見放題に落ちてきてほしいもんである。
"警察や医者、学生と様々な人種がいつのまにか放り込まれていた立方体から脱出を試みる"というストーリー。
話としては結局何だったの？って感じだが、本作は社会における人の本質や役割を危険なゲームを通して痛快に描いた傑作なのだ。
特に本質の面では非常に滑稽な描き方をしているのがまた面白い。何の能もないくせに偉ぶる。そのくせ下心丸出し。思えば最初から胡散臭いやつでしたね。「人の本性を見抜くのがおれの仕事だ」(笑)
よく分からない作品をオレがここまで擁護するのは珍しいが、それくらい心に残る作品だ。監督は"意識高い系"が嫌いなんでしょうね！以上！
