みりお

CUBEのみりおのネタバレレビュー・内容・結末

CUBE(1997年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

過去レビュー連投📝

ワンシチュスリラーの往年の名作と評判の本作、子供の頃から気になってたんだけど、WOWOWで観ようとしたら母に激しく止められて観られずじまい…笑
ようやくリベンジできました👍

母が止めたのもわかるようなグロさだけど、それも序盤だけだし、いま観るとハリボテ感がすごい💦笑
でも初っ端の網網攻撃は、『バイオハザード』はこの影響受けてたんだ!と感動しました!笑
ちなみにある考察サイトで、網網を受けたオルダーソンのことを、「元祖サイコロステーキ先輩」と表現していて、お腹の底から爆笑してしまった🤣🤣

作品自体はというと…どうしよう、あんまりだった💦笑
どの人物にも共感できないし、未来を夢見るレブンも、障害のあるカザンに常に優しかったハロウェイも、改心して人のために生きたワースも死んでしまうし、CUBEの製造意図もわからないし、腹落ちしないまま終わってしまって、ただ胸糞感が残るという…(元祖胸糞系でもあるのか?)

でも一つ考察ですごく納得がいくものがあったので残しておきたいのですが、障害者のカザンだけが生き残ったことをこう読み解いています。
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(カザンが)他の参加者と大きく違うのは、障害者であること。

世間一般の社会では弱く、守るべき存在の障害者ですが、このCUBEのなかでは、類まれなる能力を発揮して、皆を救う救世主になっています。

一方で、普段は人々の治安を守っている警察官のクエンティンはCUBEの中ではトラブルメーカー、そして地位の高い医者も数学者もCUBEでは役に立っていません。

これは、人の能力や価値観は、置かれる環境によって変わってしまうということを表現しており、健常者、高いIQを持った人物が、生存レースで勝ち組になることが約束されていないということを、カザンという人間が体現しています。

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なーるほど、大納得!
ヴィンチェンゾ・ナタリ監督がそんな皮肉を表現したかったのだとしたら、胸糞系なのも納得かな、と思ってしまいました。


【ストーリー】

ある日突然、密室に閉じこめられた6人の男女。
それは正方形の巨大な立方体だった。
いったい何のために作られたものなのか、なぜ自分たちが閉じこめられたのかは誰も知らない。
脱出方法は6つあるハッチのいずれかを選び、同じ立方体でつながっている隣に移動しながら出口を探す以外ないが、殺人トラップに阻まれてしまう。
そんな中、やがて彼らは安全な部屋を示す“暗号”に気づくが…


【キャスト・スタッフ】

*監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ


*『CUBE』のメインキャストって、軒並みそのあと俳優活動がうまくいっていないようで、現在までキャリアが続いているのは、キューブの設計者であることがわかったワースのみでした👀


*ワース:デヴィッド・ヒューレット

イングランド出身🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿
しかし子供の頃にカナダに移り住んでおり、本作の監督のヴィンチェンゾ・ナタリとは高校時代の同級生だそうです👀
そのご縁から本作へ出演し、それ以降ナタリ監督の全作品に出演しているみたい✨
だからヒューレットだけキャリアが続いてるのか👍
キャリア初期はカナダで多くの映画やTVシリーズに出演していましたが、TVドラマ『ER緊急救命室』や『スターゲイト SG-1』へのゲスト出演を経てハリウッド進出し、キャリア後期には『スプライス』『猿の惑星:創世記』『シェイプ・オブ・ウォーター』『ナイトメア・アリー』などに出演しています✨
みりお

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