井上

CUBEの井上のレビュー・感想・評価

CUBE(1997年製作の映画)
3.7
いや、むごいわ笑
そう思って、最初の2分ほどでやめようかと思ったが、もう見てしまったので突き進むかということで最後まで見ましたよ。。

①ワースの言葉で考えたこと
②あの主役もどきについて


ワース「僕たちがここにいるのは世界を持て余した結果なんだよ」
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どうやら目先の金稼ぎをしていたら、脱出不可能なCUBEに閉じ込められていたらしい。なんてこった。メッセージ性十分じゃあないかい!!
自分の仕事(行動)が何に加担してしまっているか、一度立ち止まって確認しろよってことだろうね。まあ殺人CUBEみたいな具体的な殺人機は作っていないと思うけど、僕が思い出したのはプレイステーション紛争かな。
プレイステーションの需要過多原因で、レアメタル紛争が起きて子ども兵をはじめとする現地の兵士の紛争が起きたってやつ。自分たちの何かの行動が、目には見えない殺人CUBEを作ってるかもしれないって想像することくらいは我々の責務ではあるよね。


それにしても、、
クエンティンとかいう脳筋の主人公もどきが怖すぎる。ハロウェイを落としたのも、考えが合わないことだけでなく、レヴェンを襲うための邪魔だということが頭をよぎったのだろうか。最後もなぜレヴェンを最初に??
彼は仕切っているだけで実はなにもしていない(しっかり考えていると言って、何も思いついていなかったりする)し、かなりの無茶を要求する(端っこの部屋があるからと言って、全身ギロチンの部屋に行くのはさすがにおかしくないか?)。
それでいて権威だけは保とうとする。彼は警官か中学校の教員くらいしかできないだろう。
てっきり僕も主人公かと思ってしまったよ。(エンドロールで登場人物の一番最後に書かれてるのが流石に笑えた)


僕のような無風流な男は、「なんで出口が見つかったのにすぐ出ないんだよ!」とか思ってしまうのでエンディングは納得いかないよ……(これはホラー映画向いてないな)
井上

井上