もりもり

EO イーオーのもりもりのレビュー・感想・評価

EO イーオー(2022年製作の映画)
1.5
サーカス団にいる灰色のロバを『EO』と呼んで可愛がっていた女性カサンドラだったが、ある事情から『EO』は没収されてしまう。

そして自らの足で飛び出した『EO』の目に映る景色や様々な人々との出会いの中で『EO』は何を感じ何を思うのであろうか・・・

【感想】
ロバ目線での物語を描いてる作品というのは挑戦的であり、斬新かつ新鮮ではあったが、結局のところこの作品を通して何を伝えたかったのかはよく分かりませんでした😅

ラストの終わり方も「終わりかい!」と急に終わってしまって困惑しました。

エンディング前の説明文で「今作は動物と自然への愛から生まれました!」「撮影でいかなる動物も傷つけていません」と書かれていたので、この作品は動物虐待はよくないよ!って事が伝えたかったのか?🤔

それにしては結構、色々な動物が死んじゃう描写があったり、フーリガンの行いに関しては最悪でありただただ胸糞悪かった。

謎の描写もちょいちょいあって、奇妙なロボットやスキーしている人の描写は一体何だったのか謎でした。

赤色のフラッシュも目にはちょいとキツかったですね💦

『EO』が滝の橋にたどり着いた所のシーンは良くて、滝のシーンは逆再生だったのかな?このシーンは面白い表現だなと感じました。

全体的に正直ロバの『EO』目線での物語よりも途中にちょろっとあったイザベル・ユペール演じる母親と義理の息子のシーンが最も印象的でありイザベル・ユペールのさすがの存在感と演技力は良かった。

すました顔で皿を割りながら会話とか、物にあたり散らすとこなんかはインパクト強かったし、義理の息子がキスを迫るというこれまた謎の展開とかあったりで、このシーンでのイザベル・ユペールが今作の全てを持っていったかのように個人的には感じました😅
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