逆転のトライアングルのキャンチョメのネタバレレビュー・内容・結末

皮肉たっぷりでお下劣なコメディ。
『逆転のトライアングル』は原題をそのまま訳したわけではないが、文字通りキャラクターの立場が逆転しまくる。立場が変わることで関係性も逆転する。その様がどれも滑稽で風刺的。

ヤヤに「対等な関係」を望んでいたカールが、アビゲイルに媚びる。
誰かが権力を持つと、その人間と「対等」でいるのは難しい。自分が権力を持てば、格差を均すことができるわけでも無い。
「立場が人間をつくる」とでも言うような鋭さがあり、観終わった後もあれこれ考えてしまう。