セレブが集う豪華客船。お金・地位・名誉・名声等を手に入れた乗客。乗客為に働く従業員。従業員の中にも、接客係と清掃係。ある意味、今の世の中の格差の縮図がここにある。
豪華客船が沈没。一部の乗客と従業員が、無人島に流され辿り着く。お金・地位等は、何の役にも立たない世界。食べていく為の力、生き抜く為の力が最優先される。その力を一番持っていたのが、従業員の中の清掃係。一日で、リアル世界と地位が逆転する。皆が清掃係のご機嫌・顔色を伺うようになり、嫌々ながらも、彼女の言いなりになる。大昔、世の中に初めて支配者が誕生した時って、こんな感じだったんだと思う。
とある事から、無人島生活に終わりが訪れそうになる。リアルの世界に戻る＝上下関係が元に戻ってしまう。そこで彼女が取った行動は…あとは想像にお任せで、この映画が終わる。人間の面白さ、愚かさ、ズル賢さが凝縮された映画だった。
