最近、思ったことをうまく文章にできないのが辛いところ。この、わかりやすいヒエラルキーへの皮肉を描いた作品ですら、感じた面白みをうまく表現できる気がしません。
だから言う。「素直に面白かった」
どちらが優位か、なんて相対的なものであって絶対的なものではない。色んな関係性の中で立場上の上下を見せておきながら、そんなことにこだわるなんて馬鹿馬鹿し！って実感させる。うまいなぁと思いました。
途中の船酔い＋食当たりシーンなんてもう、笑うしかない。突き抜けてて最高でした。よぉ撮ったなぁ、あのロシア人のご婦人のシーン。
ぶつんと切れたラストにはすこし面食らいましたが、きっととことん使われる側だったから、ラストはああなっただろうなぁ、と容易に想像できます。
力で捩じ伏せて束の間トップに躍り出ても
結果、その地位は相対的なものだということ。
それを永遠に続けたいばかりに、立ちはだかる者をことごとく潰していく人もいるんだな。
あれ？どこかの国のことみたい。
その後、ヤヤ役の女優さんがもうお亡くなりだと知り、驚きました。
