すごい映画。
集会所のみんなで意見を言うシーンが圧巻だった。
ルーマニアの小さな村の工場でアジア人が働いたことで巻き起こる、いがみ合いや憎悪。
移民を受け入れることで生じる元々住んでいた住民たちの不満が生々しい。
工場で働いていたアジア人たちはそういう差別的なものに慣れているのか、不当な扱いをされても淡々と受け入れていたのが印象的。
オマージュ的にクマが出てくるけれど、あれは一体何なのか。いろいろ考えてしまう非常に重厚的な作品。
様々な言語が入り乱れるのもこの作品の醍醐味だと思う。
移民について議論されつつある日本で、是非いろんな人に観てもらいたい作品だと思う。