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アルマゲドン・タイム ある日々の肖像のnoborushのレビュー・感想・評価

3.3
Armageddon Time 2022年作品
6.5/10
ジェームズ・グレイ監督脚本
バンクス・レペタ ジェイリン・ウェッブ
アン・ハサウェイ アンソニー・ホプキンス ジェレミー・ストロング
ユダヤ系の中流家庭の少年(レペタ)はお調子者で、芸術に興味があり、
勉強をおろそかにしがち。公立校の同じ教室の黒人少年(ウェッブ)と仲良く
やっていたが、大麻を二人でやったのがばれ、主人公は私立校にいくが、
友人は転げ落ちていく。
社会が黒人に厳しかった80年代の話。
主人公がやることも見た目も全く可愛くなく、親だったら相当頭が痛いだろうなと
思った。とてもリアル。
主人公の優しい理解のある祖父はユダヤ人としての差別を受けてきた側から
子供に人種差別たいして、主人公に勇気をもってただすことを伝えるシーン
が秀逸で、ホプキンスの素晴らしい演技を観れた。
またDV気味の父親(ストロング)が義父にあたるホプキンスについて語るシーンも
父親の複雑な思いが詰まっていて印象的なシーンだった。
印象的なシーンはあったが、主人公と黒人少年の交流と、その後の悲劇に関しては
つくられすぎているなと感じた。
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