LaserCats

アルマゲドン・タイム ある日々の肖像のLaserCatsのレビュー・感想・評価

3.8
楽しみにしていたジェームズ・グレイ監督の新作。
全然言うことをきかない子どもだったみたいだけど、人種差別とか格差とかそういった社会問題に対して、痛い体験をしたりしながら気づいていったように見えた。
また、白人と黒人の親友という点では「ブラインドスポッティング」も思い出した。
パンフレットを読んでさらに印象に残ったのは、私立校でのトランプ家の演説。成功は努力して掴むものだというメッセージ自体は悪くないのだけど、スタート地点が既に恵まれた位置にあるということが意識にないのも怖いことだと思った。
俳優陣は文句なしで、キャラクターとしてはポール少年と一番心を通わせられる存在である祖父(アンソニー・ホプキンス)が特に良かった。
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