Aya

アルマゲドン・タイム ある日々の肖像のAyaのレビュー・感想・評価

2.3
#twcn

めっちゃくちゃおもんないのにめっちゃ長い…眠気とのサバイバルa.k.aラスト・ウォー。
(観た日のラストの上映回だったので)

“アルマゲドン”と聞いてマイケル・ベイの映画を思い出すかそれとも旧約聖書を思い出すか…私はどっちもピンとこず『Harmagedōnてどういう意味やっけ?』と英語すら危うくなってましたw

なんとなくついったでいい評判を耳にしていたので楽しみにしていたのですが…ジェームズ・グレイモ好きだし。

なんかジェームズ・グレイの幼い頃のお話の映画化らしい。

はぁ。
だったら技術が足りないよ。
お話どうの河野より映画的にくっそつまんねえよ。

ユーゴスラビアやっけ?ロシアやっけ?
ちょっと忘れたのですがヨーロッパ圏からジジイの親父がアメリカに逃げてきたのね。
ちょっと年代的に合ってるのかな?ってギリギリのラインですが。

そこでアンソニー・ホプキンス演じるジジイが自分のオヤジの苦労話を、アンソニー・ホプキンスの奥さんa.k.a主人公のガキのババアがアメリカに来てからのアンソニー・ホプキンスの苦労話を聞かせまくるんですよ。

そして何かにつけて『過去を忘れるな』とガキに語る。
ユダヤ難民ぽい…

ユダヤ系っぽく定期的に親族で自宅で食卓を囲む。
でもユダヤ系ではあるけどユダヤ教ではない家族。
珍しい。

食べているものはベーグルやパスタというユダヤ系の食事とは思えないメニューをアン・ハサウェイ演じるおかんがひとりで準備してる。
料理作りはおろか運ぶのすら誰も手伝わねえ…1990年代のNYCってこんな感じなの??

まさか"Rapper's Delight"のかかる90年代のNYCでNワードを聞いたことにもびっくりした。

私が想像してるよりも1990年代のNYCって古いの??
クイーンズだから当たり前なのか?とか色々考えながら眠気と戦ってました。
(Headsにありがちw)

個人的におとん役のジェレミー・ストロングが良かったですね。
日々の子育てや教育は母親任せでたまにお痛をしたらおかんがおとんにチクってガキにお仕置きするステレオタイプの昔の家庭っぽくて、最近のジェレミー・ストロングの役の中ではいい意味で普段と違った面が見れて且つハマってました。

おとんは修理工なんですけど、ジジイのアンソニー・ホプキンスはユダヤ人なので金持ってるんですね(偏見)

その金をかりて兄貴を私立の学校に通わせ主人公のガキポールは公立小学校に通っています。

で、ポールは公立学校でアフリカ系の落第した男の子ジョニーと仲良くなります。
彼は授業もちゃんと聞かず先生をからかってばかり。留年してるってことは勉強もできへんのでしょう。

挙句…えええ?!ってならへんかった?!
絶対あかんやろ?!
(ここのジョニーが持っていたもの、多分日本の解説間違ってる…どう見ても違うし、テンションも違う)

え、そんな感じ?
クイーンズのガキ?!

あ、でも”euphonia”でも7歳くらいのpusherが普通にいたし…いやでもあの子は仕事だから…

でもジョニーは普通のガキっぽい。
貧困でババアとふたり暮らしで施設を行ったり来たり。

めちゃくちゃよくある話ぃ!!
この施設云々問題って30年経っても全然変わってないのね。

私が教師でも他の生徒に悪い影響を与える生徒には厳しく接するよ…ナメんなよマジで。

でもなんかジョニーはいい子で教師や世間から迫害されてる、みたいな描き方をされてて、絵が好きで素直で集中力のないポールと仲良くなります。

ポールはジェームズ・グレイ自身を反映しているキャラクターなのでアーティスト肌という設定なのでしょう。

そのあと全然別の友達とかもできるけど普通に馴染めてるしw

いやいやできることを『自分のスタイルと合わない』と拒否するならもっとちゃんとみんながやってる平均的な勉強やルールを守ったりしてからにしろよウザいな。

しかし、色々あってポールが私立学校(アメリカ英語ではプリスクール/Private School)へ転校してからどんどんジョニーと距離ができる。

寂しいジョニー。
寂しいけどなんかジョニーと関わるのビミョーなポール。

仲のいい時に『シュガヒルのLive行こうぜ!』と約束してたのに…
おばさんLiveシークエンスあると思って楽しみにしてたのに…
あのアンソニー・ホプキンスの『黒人でも白人でも赤でも緑でも…』ってリリックのWミーニングかと思ったら全然違うし…💢

ポールクッソ勝手やな。
挙句あの事件ですよ。

思わず『Fu○k off!!』って口に出したかもw
いや完全にレベルの違う犯罪に巻き込むんじゃねえよクソ野郎…それが『ワルはカッコいい』とか『アイツのためにやってやってる』感がポールにあるから余計ゴミクソ野郎に見えるんですよねえ。

その後の展開は予想通り。

そしてここでジェレミー・ストロングがゴミクソ息子のポールに語ります。

『この世は不公平だ。しかしそれは自分ではどうにもならないから過去は忘れて生きろ』と。

はぁ?💢
そんな当たり前の現実と救いようも希望もないことをよく自分の息子に言えるな。

マジこの親にしてこの子あり…

そんなゴミクソみたいな結論を聞くために114分も眠気を噛み殺して座ってたのわたし…Fu○k,,,

これって時代の問題なんですか??
だとしても映画化した2022年にはもっと違うメッセージがあるだろ?
もしこれがジェームズ・グレイの言いたいことだったとしたら…もうおっさんに用はないですね。

下手なのかクソなのか??

ただ、ジョン・ディールとチャッスンがトランプ夫妻を演じてて全然似てないけど迫力が凄いからめちゃ笑ったw

やっぱり自分の目で見て判断するというのは大事だな、と再確認したので観て良かったです!

家帰ってから”エブリバディ・ウォンツ・サム”のシュガヒル聴きまくって歌いまくってしまった🫶


日本語字幕:松浦 美奈
(もったいねー!!)
Aya

Aya